kintoneのサブテーブルを一覧表示する方法複数レコードの明細をまとめて確認
kintoneのサブテーブル(テーブル)を、複数レコードにまたがって一覧表示する方法を解説します。受注明細・見積明細・発注明細などを「明細1行=一覧1行」で確認したい場合の実現方法と、用途に応じた選び方を紹介します。
kintoneで受注管理や見積管理をしていると、
- 複数の受注に含まれる商品明細をまとめて確認したい
- サブテーブルの納期だけを一覧で確認したい
- レコードを1件ずつ開かずに明細を探したい
という場面があります。
kintoneでは、標準の一覧にもテーブルを表示できますが、一覧の基本単位はあくまで1レコード=1行です。
そのため、
「複数レコードに入っているサブテーブルの明細を、明細1行=一覧1行としてまとめて確認したい」
という場合は、標準一覧とは少し違った方法が必要になります。
この記事では、kintoneのサブテーブルを一覧で確認する方法と、用途に応じた選び方を紹介します。
kintone標準でもテーブルは一覧表示できる
まず、kintone標準機能でもテーブルを一覧に表示すること自体は可能です。
たとえば、受注管理アプリに次のようなデータがあるとします。
受注番号:A001
| 商品名 | 数量 | 納期 |
|---|---|---|
| 商品A | 10 | 8/30 |
| 商品B | 20 | 9/5 |
受注番号:A002
| 商品名 | 数量 | 納期 |
|---|---|---|
| 商品C | 5 | 8/28 |
| 商品A | 30 | 9/10 |
このようなテーブルを含むレコードを、kintoneの一覧から確認することはできます。
ただし、標準一覧では基本的に、
| 受注番号 | 得意先 | 商品明細 |
|---|---|---|
| A001 | A社 | 商品A、商品B… |
| A002 | B社 | 商品C、商品A… |
というレコード単位の一覧になります。
そのため、
- 商品Aが入っている明細だけ確認したい
- 8月中に納期を迎える明細だけ確認したい
- すべての受注をまたいで納期順に並べたい
といった、明細単位で横断して確認する用途では扱いにくくなります。
レコードを1件ずつ開いて、明細だけを確認していませんか。
サブテーブルを「明細1行=一覧1行」にすると確認しやすい
先ほどのサブテーブルを、次のように表示できるとどうでしょうか。
| 受注番号 | 得意先 | 商品名 | 数量 | 納期 |
|---|---|---|---|---|
| A001 | A社 | 商品A | 10 | 8/30 |
| A001 | A社 | 商品B | 20 | 9/5 |
| A002 | B社 | 商品C | 5 | 8/28 |
| A002 | B社 | 商品A | 30 | 9/10 |
この形なら、
- 商品Aだけ検索する
- 8月納期だけ絞り込む
- 納期が早い順に並べる
- 得意先ごとに確認する
といった操作がしやすくなります。
受注明細、見積明細、発注明細、作業明細など、テーブルの1行ごとに確認したい情報がある業務では、明細単位で探しやすくなります。

kintoneのサブテーブルを一覧化する3つの方法
サブテーブルの明細を横断して確認する方法は、大きく分けると3つあります。
1.一覧表示用のプラグインを使う
一番手軽なのは、サブテーブル明細の一覧表示に対応したプラグインを利用する方法です。
現在のアプリ構成を大きく変更せず、
親レコードの中にサブテーブルを持ったまま、表示するときだけ明細を一覧化する
ことができます。
「データ構造は今のままでよいので、複数レコードの明細を見やすく確認したい」という場合に向いています。
多助太郎の「スマート一覧プラグイン」も、この方法です。

2.明細を別アプリへ分割同期する
もう一つの方法が、元のアプリではこれまでどおりサブテーブルを使いながら、テーブルの各明細行を別アプリの1レコードとして自動で分割・同期する方法です。
たとえば、受注管理アプリに次のようなデータがあるとします。
受注管理アプリ
| 受注番号 | 得意先 | 商品明細 |
|---|---|---|
| A001 | A社 | 商品A、商品B |
この商品明細を別アプリへ同期すると、
受注明細アプリ
| 受注番号 | 得意先 | 商品名 | 数量 | 納期 |
|---|---|---|---|---|
| A001 | A社 | 商品A | 10 | 8/30 |
| A001 | A社 | 商品B | 20 | 9/5 |
のように、テーブル1行=同期先アプリの1レコードとして管理できます。
多助太郎の「テーブル明細同期プラグイン」を使えば、元アプリのサブテーブルを保存したタイミングで、各明細行を別アプリへ同期できます。
受注番号・得意先・受注日など、テーブル外の通常フィールドも一緒に同期できるため、明細側だけを見ても元の受注情報を確認できます。
明細を独立したレコードにすることで、
- 明細単位で検索・絞り込みする
- 明細ごとにステータスを管理する
- 明細ごとに担当者を持たせる
- 集計やグラフに利用する
- 他のアプリと連携する
といった運用がしやすくなります。
そのため、
「一覧で確認できればよい」のではなく、明細そのものを後工程でもデータとして利用したい場合
には、明細を別アプリへ分割同期する方法が向いています。
関連記事
分けた明細アプリから、元のテーブルへ進捗などを書き戻したい場合は、アプリ間転記と組み合わせた双方向の連携もできます。
受注と製造を双方向連携する方法を見る
3.JavaScriptで一覧をカスタマイズする
kintoneでは、JavaScriptやCSSを利用して独自の一覧画面を作ることもできます。
業務に合わせて自由に設計できるため、
- 独自レイアウトにしたい
- 特殊な操作を追加したい
- 他システムの情報も一緒に表示したい
といった要件に向いています。
一方で、開発やテスト、その後の保守も必要になります。
単純に、
「サブテーブルの明細をまとめて見たい」
という目的であれば、プラグインの方が手軽に導入できるケースもあります。
「見る」のか「データとして使う」のかで選ぶ
サブテーブルを一覧化するときは、
その明細を何のために使いたいのか
を考えると選びやすくなります。

整理すると、次のようになります。
| やりたいこと | 向いている方法 |
|---|---|
| 今のテーブル構成のまま明細をまとめて見たい | スマート一覧 |
| 複数レコードの明細を検索・絞り込みしたい | スマート一覧 |
| 横に長い明細一覧を見やすくしたい | スマート一覧 |
| 明細を別アプリのレコードとして利用したい | テーブル明細同期 |
| 明細ごとにステータス・担当者を持たせたい | テーブル明細同期 |
| 明細を集計・グラフ・他アプリ連携に使いたい | テーブル明細同期 |
| 特殊な画面や独自操作が必要 | JavaScriptカスタマイズ |
つまり、
見るために展開する → スマート一覧
データとして展開する → テーブル明細同期
と考えると分かりやすくなります。
スマート一覧なら、サブテーブルの明細をそのまま一覧表示できる
多助太郎の「スマート一覧プラグイン」では、親レコードだけでなく、サブテーブルの各明細行を一覧の1行として表示できます。
たとえば受注管理アプリなら、
| 受注番号 | 得意先 | 商品名 | 数量 | 納期 |
|---|---|---|---|---|
| A001 | A社 | 商品A | 10 | 8/30 |
| A001 | A社 | 商品B | 20 | 9/5 |
| A002 | B社 | 商品C | 5 | 8/28 |
| A002 | B社 | 商品A | 30 | 9/10 |
のように、複数の受注レコードに含まれている商品明細をまとめて確認できます。
元のサブテーブル構成を変更して、明細用アプリを新しく作る必要はありません。
さらに、単純に一覧表示するだけでなく、
- キーワードによるクイック検索
- 複数条件での絞り込み
- 日付条件での絞り込み
- 複数項目での並び替え
- 列幅の変更
- 列の固定
- 表示列・並び順の変更
- 条件による色付け
- CSV出力
にも対応しています。
そのため、
「サブテーブルを一覧にする」だけでなく、その一覧から必要な明細を探す
ところまで行えます。
受注明細だけでなく、さまざまな用途で使える
こんな業務でも使えます。
スマート一覧は受注明細だけでなく、
- 見積の商品明細
- 発注明細・入荷予定
- 案件ごとの作業明細
- 日報・工数明細
など、複数レコードのサブテーブルを横断して確認したい業務で利用できます。
まとめ
kintoneのサブテーブルを複数レコードにまたがって確認したい場合は、目的によって方法が変わります。
- 今のアプリ構成のまま、明細を一覧で見たい → スマート一覧
- 明細を別アプリのレコードとして活用したい → テーブル明細同期
- 独自の画面や特殊な処理が必要 → JavaScriptカスタマイズ
サブテーブルの明細を見やすく検索・絞り込みしたい場合は、スマート一覧プラグインを2週間無料でお試しいただけます。
明細を別アプリへ分割して、ステータス管理や集計、他アプリ連携まで行いたい場合は、テーブル明細同期プラグインをご覧ください。
よくある質問(7件)
kintone標準機能だけでサブテーブルを一覧表示できますか?
標準一覧にもテーブルは表示できますが、複数レコードの明細を「明細1行=一覧1行」として横断表示することはできません。その場合はプラグインやカスタマイズが必要です。
kintoneのサブテーブルを一覧表示できるプラグインはありますか?
はい。多助太郎の「スマート一覧プラグイン」では、複数レコードのサブテーブルを「明細1行=一覧1行」で表示し、検索・絞り込み・並び替え・CSV出力まで行えます。
複数レコードのサブテーブルをまとめて検索・絞り込みできますか?
はい。多助太郎の「スマート一覧プラグイン」では、サブテーブルの各行を一覧化し、キーワード検索や条件絞り込み、並び替えを行えます。レコードを1件ずつ開く必要はありません。
スマート一覧とテーブル明細同期の違いは?
スマート一覧は、現在のサブテーブル構成を変えずに明細を「見る」ためのプラグインです。テーブル明細同期は、明細を別アプリのレコードとして「データ利用する」ためのプラグインです。
明細を見るだけならどの方法が向いていますか?
今のアプリ構成のまま明細を横断して確認したい場合は、多助太郎の「スマート一覧プラグイン」が向いています。明細を別アプリのレコードとしてステータス管理や連携まで行いたい場合は、テーブル明細同期プラグインが向いています。
一覧化したサブテーブルをCSV出力できますか?
できます。スマート一覧プラグインでは、検索・絞り込み後の一覧をCSV出力できます。
受注・見積・発注の明細確認にも使えますか?
使えます。受注明細・見積明細・発注明細・作業明細など、複数レコードのサブテーブルを横断して確認したい業務で利用できます。