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krewData以外にも方法はある?kintoneの集計・自動連携の実現方法を比較

kintoneの集計・自動連携はkrewDataだけではありません。専用プラグイン、ZapierやMakeなどのiPaaS、JavaScript・APIによる個別開発といった方法を、業務例とあわせて紹介します。

kintoneの集計・自動連携を実現する4つの方法

kintoneを利用していると、

  • 複数のアプリにあるデータをまとめて集計したい
  • 集計結果を別のアプリへ自動で反映したい
  • 登録された内容をもとに、別のアプリへレコードを自動作成したい
  • 複数のkintoneアプリを順番に連携させたい
  • kintoneへの登録をきっかけに、SlackやChatworkへ通知したい

といった要望が出てくることがあります。

こうした集計や自動連携を実現する方法の一つとして、「krewData」を検討されている方も多いのではないでしょうか。

一方、kintoneの集計・自動連携には、krewDataだけでなく、用途に合ったプラグイン、ZapierやMakeなどのiPaaS(アイパース)、JavaScriptやAPIによる個別開発といった方法もあります。

この記事では、krewDataを含め、kintoneの集計・自動連携にはどのような実現方法があるのかを、具体的な業務例とあわせて紹介します。


kintoneの集計・自動連携には、いくつかの実現方法がある

kintoneの標準機能だけでは難しい処理を実現する場合でも、方法は一つではありません。

代表的な方法を順番に見てみましょう。

①プラグインを利用する

やりたい処理に対応したkintoneプラグインを利用する方法です。

必要な処理とプラグインの機能が一致していれば、大きな仕組みを構築せず、比較的シンプルに実現できます。

例えば、次のようなプラグインがあります。

目的 提供 プラグイン
別アプリに集計する TIS アプリ間レコード集計プラグイン
別アプリに同期する 多助太郎 アプリ間転記プラグイン
テーブルを別アプリに分割する 多助太郎 テーブル明細同期プラグイン

②krewDataを利用する

krewDataは、kintoneに蓄積されたデータを集計・加工するためのプラグインです。

公式サイト・公式ヘルプでは、グループ化による集計、フィルタ、テーブル展開、レコード分割、アプリ結合などのコマンドを組み合わせてデータ編集フローを作成できることが案内されています。加工した結果はkintoneアプリへ出力でき、既存レコードの更新や新規追加にも対応しています。

また、設定したタイミングで実行する「スケジュール実行」と、レコード追加などをきっかけに処理する「リアルタイム実行」が提供されています。

krewDataは、複数のデータを組み合わせながら集計・加工し、その結果を別のkintoneアプリへ出力したい場合に検討できる方法の一つです。


③ZapierやMakeなどのiPaaSを利用する

もう一つ知っておきたい方法が、iPaaS(アイパース/Integration Platform as a Service)です。

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、メールが届いたらスマホに知らせる、申し込みフォームに入力されたら担当者のチャットに届く、といった具合に、ある場所で起きたことをきっかけに、次の作業を自動で進めるサービスです。

代表的なサービスには、ZapierMakeなどがあります。

iPaaSなら、kintoneアプリ同士や外部サービスをつないで自動化できる

いずれもノーコードで、プログラムを一から書く必要はありません。画面にアプリや処理を並べてつないでいくだけです。

つないだ流れはそのまま図として見えるので、どのデータが、どこを通って、どこへ届くのかがひと目でわかります。

iPaaSでは、kintoneアプリ同士をつなぐことも、kintoneとSlackやChatworkなどの外部サービスをつなぐこともできます。

例えば、次のような処理を一つの流れとして自動化できます。

1kintone受注アプリに登録
2iPaaS登録された受注データを取得
3iPaaSkintone商品マスタから仕入先を取得
4iPaaS受注を仕入先ごとに分割
5iPaaSkintone発注アプリへ登録・更新
6iPaaS発注担当者のSlackへ通知

同じ流れの中に、Slack、Chatwork、Gmail、Google Workspaceなどを加えることもできます。kintoneの中だけの処理でも、外部サービスを含む処理でも、同じように組み合わせられます。

例えば、こんなことができます。

kintoneに登録されたら、Chatworkへ通知する(Zapier)
kintoneのレコードを、検索・作成・更新する(Make)

④JavaScript・APIなどで個別に構築する

既存のプラグインやサービスだけでは実現しづらい場合には、JavaScriptやkintone REST APIなどを利用して、業務に合わせた処理を個別に構築する方法もあります。

独自の業務ルールが多い場合や、既存の基幹システムまで含めた連携など、必要な仕様に合わせて実装したい場合の選択肢になります。


料金体系にも違いがある

krewDataとiPaaSは、費用の考え方そのものが違います。

方法 最低料金の目安 料金の決まり方
②krewData 月額13,200円〜 プラン(実行方式とスケジュール・フロー数)で決まる
③Make 無料プランあり(有料は月額9ドル〜) 処理内容によって従量課金

どちらも「使う量」で費用が変わる点は同じです。krewDataは実行方式とスケジュール・フロー数で、iPaaSは処理した回数で金額が決まります。

小さく始めるなら、無料プランから試せるiPaaSのほうが初期費用を抑えられる場合があります。

一方で、自動化する業務が増えれば、krewDataはフロー数、iPaaSは処理回数に応じて、どちらも費用は上がっていきます。

※料金は2026年8月27日時点の公式情報をもとに記載しています。


こんなこと、自動化できたら楽になりませんか

同じ「集計したい」「連携したい」でも、業務によって必要な処理は変わります。

例① 複数アプリのデータを組み合わせて集計したい

予算管理アプリと売上実績アプリを組み合わせて、月別・部門別の予実を確認したい
売上と原価を組み合わせて、月別・商品別の粗利を確認したい

売上実績と原価のデータを組み合わせて集計するイメージ

複数のアプリからデータを集め、必要な単位に集計して、別のアプリへ反映する流れです。

例② 受注明細から仕入先別の発注データを自動作成したい

受注を登録したら、商品マスタから仕入先を確認して、仕入先ごとの発注データを作成したい
作成した発注番号を元の受注へ戻して、担当者にも知らせたい

kintoneの受注から発注作成・通知までを自動化する業務フロー

複数のアプリを検索しながら、処理を順番につないでいく流れです。

例③ 問い合わせ内容をSlackやChatworkへ通知したい

問い合わせ管理アプリに新しい問い合わせが登録されたら、担当チームへすぐに知らせたい
種別によって通知先を変えたり、担当営業の名前を通知に含めたりもしたい

kintoneの中だけで完結させず、普段使っているチャットまでつなぐ流れです。


どの方法を選ぶかは、業務の内容によって変わる

kintoneの集計や自動連携には、

  • 用途に特化したプラグイン
  • krewData
  • ZapierやMakeなどのiPaaS
  • JavaScript・APIなどによる個別開発

といった複数の方法があります。

どの方法が向いているかは、次のような点で変わってきます。

  • 何をきっかけに処理するのか
  • どのような集計・加工が必要なのか
  • 1回に処理するデータ量と、実行する頻度
  • kintone以外のサービスも連携するのか
  • 誰が設定・保守を行うのか
  • 初期費用と継続費用をどこまで許容できるか

同じ要件でも複数の方法で実現できる場合があります。必要な集計・加工・連携内容と運用方法を整理して選ぶことが重要です。

「毎日、顧客別の売上を集計したい」のか、「受注内容から発注を作成して通知まで自動化したい」のかで、必要になる仕組みは大きく変わります。

krewDataを検討している場合も、まず実現したい処理を整理したうえで、ほかの方法も含めて比べてみることをおすすめします。


まとめまずは「何に困っているか」を教えてください

kintoneの集計や自動連携に、決まった正解はありません。実現方法は一つではないからです。

だからこそ、何に困っているのか、どこが手間なのかを教えてください。そこさえ分かれば、プラグイン・krewData・iPaaS・個別開発を組み合わせて、かゆいところに手が届く連携をご提案できます。

多助太郎では、kintoneの日々の業務を手軽に改善できるプラグインを提供しています。

やりたいことに合うプラグインが見つからない、複数のkintoneアプリを連動させたい、ZapierやMakeでできそうだが自分で組むのは難しい、Excelや既存システムまで含めて業務の流れを整理したい。

そんなときは、多助太郎の運営会社ARTICULの「基幹DXサポート」でご相談いただけます。

「kintoneでこんなことはできる?」という段階で構いません。

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